鼓太郎は、すさみ町の「佐本」という山の中の集落にある小さな和太鼓グループです。
佐本に住む小学生から大人まで6人で活動しています。

当初、学校の行事などで和太鼓を叩いていたこどもたちから、「もっと太鼓を叩きたい」「もっと上手になりたい。」との声が上がり、学校の活動とは別に会を結成し保護者など地域の大人と子供たちで活動を始めました。

しかし、みんな素人で何をどうやって練習したら良いかもわからず、最初の1年くらいは見よう見まねで練習をしていました。指導者を探してはいたものの、こんな山の奥まで来てくれる人はなかなか見つかりませんでした。
半分あきらめかけたとき、友人の紹介で串本町の山本勲氏に来ていただけることになりました。そして、やっと本格的な練習ができるようになりました。

「僕が必ずみんなを舞台に立てるようにしてあげます。だからみんなも一生懸命練習してください。」という山本氏の言葉に励まされ、子供たちの練習にも少しずつ熱が入るようになりました。
そして2007年11月に「鼓太郎」念願の初舞台を踏むことができました。

ここに住んでいると「何か習いたいなあ」とか「野球やサッカーのチームに入りたいなあ」と思っても、車で町まで(最低でも30分かけて)通わなければなりません。
子ども達と一緒に佐本で何かできることがあったらいいなあとずっと考えていました。

わたしたちがもっともっと上手になって、そしてわたしたちの演奏を聴いてくれた人が「ぜひ、このチームで太鼓を叩きたい。」といって佐本に来てくれるようになったらすごく嬉しいです。
そんな、人々の心を打つような太鼓を叩けるようになるのが、今の「鼓太郎」のみんなの目標です。

舞台デビューはしたものの、まだまだ未熟なわたしたちです。日頃の練習の他にも、他チームと合同練習をしたり和太鼓のイベントの視察へ行き、よそのチームの演奏を聴いたりと、少しずつ活動の幅を拡げています。